From Liner Notes 在籍していた5RCの閉鎖、リード・シンガーの脱退という波乱を経て、バンドが新編成になってから初めての作品となるのが本作だ。(中略) 一言で言ってしまうならばこのアルバムは、これまでのザ・メイ・シーのバックボーンを決して損なうことなく、しかし、そこから一歩も二歩も踏み出した、「新生ザ・メイ・シー」の始まりを告げる作品だと言えるだろう。これまでのザ・メイ・シーはしばしば、(中略)同じく5RCが送り出したヘラやディアフーフと比較されたりもしてきた。確かに、彼らと同じように、これまでのザ・メイ・シーにもまた、リズムやビート、電子音、シャウトetc、あらゆる音を勝手気ままに投げ込み、衝動を音に焼き付けていくというロックンロールの原始性があった。が、現在のザ・メイ・シーは、その原始性を軸として、「エクスペリメンタル」から「ポップ」、「ロック」へと大きく舵を切っている (中略) 『HLLLYH』には、お気づきとは思うがもうひとつ意味がある。そう、「HALLELUJAH(=ハレルヤ)」だ。力強い祝福と出発の狼煙を上げたザ・メイ・シーは、2008年の英米インディ・シーンをつなぐ役割を果たしてくれるだろう
(羽鳥麻美氏によるライナー・ノーツより抜粋)
Track List
01 Lamb & Lion
02 PWND
03 Boys in the Attic
04 7 X X 7
05 The Melody
06 Leech & Locust
07 Run to Your Grave
08 Kingdom Come
09 I Get (Almost) Everything I Want
10 Party Politics
11 Young Marks
12 Book of Numbers
13 HLLLYH
14 Divine Harvest
15 Boes [bonus track]
16 Run to the Facts [bonus track]